ブルターニュ地方とノルマンディー地方の県境、大西洋はサンマロ岸に浮かぶモンサンミッシェルは周囲わずか600mの小さな島。

この島はもともとモン・トンブ（墓の山）と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地でした。

8世紀初頭より修道院が建てられ数多くの巡礼者が訪れました。

その後は中世には島全体が要塞となり監獄としても使用されていたその名残が今も感じられます。

要壁の頃の名残としてモンサンミシェルの入り口には今もイギリス軍が捨てていった大砲とその弾も残っています。

１９７９年にユネスコの世界遺産に登録され、世界遺産の厳島神社がある広島県廿日市と、ル・モン＝サン＝ミシェルは観光友好都市を結んでいます。

フランス王から許可されていたため単なる海賊とは違う、コルセールの活躍のおかげで、他国からの侵略を未然に防ぐなどし17世紀末にはフランス随一 の港町として繁栄をきわめました。

サン・ヴァンサン大聖堂を中心とした旧市街は12世紀に築かれた城塞にぐるりと囲まれ、豪華な石造りの建物が軒を連ねる。城壁の上は散策でき

海が一望できます。

また、夏になると地元の人々を始め各地から海水浴に訪れ街は更に活気づきます。

城壁の中には数多くのレストランやお土産物店が軒を連ね観光客を飽きさせません！

3つ星を獲得したレストランを始め有名料理人の多くが使用しているバター職人ボルディエ氏の手練りバターの本店もあり、現地のみ販売のフレーバーもご購入できます。

ブルターニュ地方の中でも最も中世の雰囲気を残していると言われ、フランス文化省の「芸術・歴史都市」にも指定されています。

15～16世紀の木骨組みの家々が残る旧市街の街並みや
高台にある城壁から見下ろす港の風景など、息をのむほど美しい景観に溢れる街です。

旧市街から川港への石畳の道沿いには、画家や細工アーティストのアトリエが多く軒を連ねており散策中も退屈している暇はありません。

２年に一度行われる城壁祭りでは、まるで中世に戻ったような雰囲気そのもの。中世風マルェ がたち、騎士たちによる馬上槍試合、火吹き男や曲芸師、大道芸人、ミュージシャンや踊り子たちが村に 溢れます。

次回は２０２５年予定

※入場には別途チケットの購入が必要。